Vol.10求人票作成のポイント
より効果的な求人票とは?キャリタスUCを活用した求人票作成のポイントをお伝えします。

公開日:2024.7.11

キャリタスUCを活用して求人配信する企業は年間約3万社。就職メディアなどに比べてもそれ以上に多くの企業が大学へ求人票を配信しています。そうした中で埋もれることなく、自社の魅力を訴求するためにはどうすべきか。求人票作成のポイントを解説します。

Summary

学生は求人票をどのように見ているのか

昨今は学生優位の売り手市場と言われています。しかし、学生としてはできるだけ効率的に就活を進め、内定を取得できる可能性が高い企業に応募したいのが本音です。その軸の一つとして改めて注目されているのが求人票です。就職情報サイトに掲載されている企業情報からは自分の大学の就職実績は分かりづらいですが、自分の大学に求人票を送った企業であれば少なくとも採用の意思(可能性)があると理解できるからです。
特に就活の後半戦になってくると就職サイトに掲載していても採用活動を終了している企業が徐々に増えてきます。学生は継続して採用を行っている企業を探すべく就職課・キャリアセンターを訪問するため、鮮度の高い求人票のニーズが高まります。また、この時期になると大量にエントリーするのではなく、少しでも自分にマッチしている企業を探すようになるため、卒業生が在籍しているか、OB・OG訪問を受け付けている企業かどうかも重要な判断軸となります。大学の職員も確実に学生に案内できる企業情報を欲しているため、関係性の構築ができている企業や、面識のある卒業生が活躍している企業、新たな求人情報を配信してきた企業を中心に学生に紹介している実態があります。また、学生も職員から紹介される企業であれば、信頼できる上に可能性が高い企業だと考えるため、応募につながります。
このように求人票は入社意欲が比較的高い応募を集められる手法だといえるのではないでしょうか。

■学生の求人票活用のポイント

・自分の大学から内定の可能性がある企業だと考える
・就活後半戦の企業探しに活用する
・卒業生が実際に働いているかどうかでピックアップする
・OB・OG訪問を受け付けていれば、応募の検討度が高まる
・大学職員からの紹介であれば信頼し、応募する

求人票配信にあたって必要なポイント

求人票を作成するにあたって必ず対応すべきポイントがあります。前々回のテーマで紹介した業務内容、契約期間、試用期間、雇用形態などの労働条件を網羅するほか、法律にて定められた自己申告書と青少年雇用情報シートを添付することが求人票受理の条件となります。自己申告書と青少年雇用情報シートがない場合、不受理となるケースもありますので、必ず忘れないようにしてください。キャリタスUCであれば、これらの必要情報に対応した求人票を作成できるため、安心して活用できます。また、WEB上でデータが保存されるので次年度以降の修正も効率的に対応できるメリットもあります。
また、先ほども触れたように学生や大学職員からすると、「今採用活動を行っている求人であること」が求人票に対する大きな期待でもあります。ですので、同じ求人内容であっても募集人数を最新の状況を反映して配信し、訪問や電話・メール等を通じて、どんな学生をどれくらい採用したいのかをコミュニケーションし続けることが、学校経由での採用を成功させるポイントです。

求人票作成にあたってのポイント

求人票はフォーマットになっているため、内容作成に工夫しようがないと思われがちですが、そのようなことはありません。学生が募集情報を見るときにどんなことを考えどんな情報を欲しがっているかを意識して作成することで、学生の目に留まりやすい求人票に改善することが可能です。

■ポイント① 仕事内容がイメージしやすい表現を心がける

仕事内容を記載する際は、実際にどのような仕事を行うのか具体的にイメージしやすい表現にしましょう。多くの求人を見る学生からすると、単なる職種名や無機質な表現では、自分が働くイメージが湧きづらく優先度が下がってしまいます。どんな相手とどんな仕事を行うのか、できるだけ具体的な内容を含めて紹介しましょう。

悪い例:ルート営業
良い例:すでにお取引のあるお客様企業を10社程度担当するルート営業で、新規開拓はありません。週に一度ほど定期的にお客様を訪問し、当社商品の追加注文や新たな課題のヒアリングを行い、提案を行うコンサルティング型の営業です

■ポイント② 働く環境や福利厚生、給与などはできるだけ定量データで紹介

働く環境や福利厚生、また初任給や将来の給与モデルは学生が最終的な入社先を決めるにあたって重要な要素となっているため、できるだけリアルな情報を定量データで紹介しましょう。
働く環境や福利厚生であれば、「年間休日125日」「平均残業時間5時間以内」「有給休暇取得率70%以上」「新卒・中途採用比率/7:3」「資格取得費用8割負担」「業務に関係する資料購入費全額負担」などアピールできる内容は具体的な数字とともに記載しましょう。
給与面では多くの企業が初任給の表示にとどまりますが、学生の立場からすると「営業職の30歳のモデルケース:月給35万円、年収560万円(賞与4カ月分含む)」など、将来的な収入イメージができれば安心感が高まります。

■ポイント③ 職場の雰囲気を伝える

学生が気にするポイントの一つが職場の雰囲気です。文言を通じて紹介することに加え、キャリタスUCを活用すれば職場の写真や働く社員の写真などを掲載することも可能です。実際の仕事シーンや社内イベントの写真など会社の雰囲気が伝わる写真を掲載すれば、働くイメージが湧きやすくなります。さらに実際に会社で働くOB・OG情報を掲載すれば学生の親近感をさらに訴求できます。

このようなポイントに注意して作成することで、より効果的な求人票として精度を高めることが可能です。最も重要なポイントはできるだけ具体的に、そして正確な情報をもとに作成し、常に最新情報にアップデートしておくこと。ターゲットに届くコンテンツで、求人票を戦略的に活用しましょう。
次回は、会社説明会の実施にあたってのポイントを解説します。

キャリタスUC Tips

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